世界遺産検定1級の概要
世界遺産検定1級について知っておきたいこと
ついに世界遺産検定1級の紹介となりました。
このレベルになると2級をすでに認定されている方になるので、世界遺産には十分精通されている方々になります。
1級を受ける方々はすでに認定率が約20%程度、5人に1人しか受からないということを十分認識して受検される覚悟をお持ちだと思います。
受検者としては、やはり旅行業界関連の方、もしくは相当世界遺産が好きでマスターしたい方などが対象になると思います。
1級を認定されると、世界中どこに行っても「私は世界遺産に対して造詣が深いです。」と言えるレベル、下手をすると、うんちくを垂れて、厭われるような知識レベルになっています。
特に旅行業界の方は資格手当のようなプラス効果もあるかかもしれません。
1級をここから紹介していきますが、2級,3級,4級の概要はこちらをご参照ください
worldheritagebook.hatenablog.com
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下記のデータは世界遺産検定HPよりまとめさせていただいています。
基本情報
学習内容
世界遺産条約の理念や諸概念、関係機関について理解し、世界の全遺産の普遍的価値を学ぶ
2級に対して、「普遍的価値」という文言が出てきましたね。ただ世界遺産を暗記、覚えるのではなく、なぜこの世界遺産が登録されるほどの価値があるのか、どの部分が他の遺産とは違うのか。これらを体系的に理解する必要が出てきます。
出題対象
世界遺産全件
世界遺産全件(1052件)ということで2級の約3倍以上。
もちろん世界遺産全件を理解するのが理想ですが、ここまでくるとキャパオーバーになる方のほうが多いはず。先ほども述べましたが、体系的に理解し、代表的な世界遺産から優先的に学習していきましょう。
受検料
9,700円
ついに大台に乗りそうな勢いです。この受検料を払って落ちるとなかなか凹みますね。
試験内容
ついに制約ができ、2級に認定されていないと受検できません。
200点満点中140点以上と2級までの6割認定ではなく、7割認定になりました。
ここからも難易度がアップしたことが見て取れます。
受検者数/認定者数
延べ7,797名の方が受検され、1,907名の方が認定されています。
1級保持者はかなり絞られてきてレアな資格であることがわかります。
認定率
1級の試験は毎回開催ではなく年2回7月と12月開催が恒例になってきています。
これをグラフにして傾向をつかむと
認定率はたまに30%台がありますが、基本的に20%です。心してください
3級が約80%、2級が約40%台なので、順調に認定者が絞られてきています。
出題割合
学習する世界遺産が全件となりました。日本の遺産、世界の遺産だけでは認定基準の70%には到達せず、基礎知識が重要になってきます。また、その他の項目も捨てられず、日ごろから時事テーマも積極的に収集することが大事だと思います。
まとめ
1級は文字通り、狭き門です。受検の準備も3か月以上が必要なのではと考えます。
しかし、認定されれば今まで見えなかった世界が広がります。
クイズ番組で世界遺産の問題が出てもほぼ間違いなく全問正解できると思います。
また、世界一周旅行にでも出かけたくなります。
受検を考えている方はがんばってください!