【世界遺産】ピクサー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のモデルとなった「カナイマ国立公園」
ピクサー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のモデルとなった「カナイマ国立公園」
「世界遺産と映画」シリーズ、今回は初の紹介となるピクサー映画「カールじいさんと空飛ぶ家」です。
今回紹介するカナイマ国立公園は劇中にも登場するカールじいさんがどうしても行きたかった場所、伝説の滝パラダイスフォールのモデルとなった場所です。
まずは、映画の紹介から
あらすじ
勇敢な冒険家チャールズ・マンツに憧れる少年カールは1軒の空き家で、同じく冒険好きでマンツに憧れる少女エリーと出会い、意気投合する。成人した二人はやがて結婚し、初めて出会った空き家を新居とした。マンツが消息を絶ったという“伝説の滝”パラダイス・フォールについて語り合い、いつか二人で見に行こうと約束する。二人は夫婦の時間を楽しみ、長い間共に幸せに生きてきたが、度々の出費で中々滝への旅行費用が貯まらない事に加え、子供は授からなかったところを、カールがついに渡航チケットを手に入れた矢先、エリーは病気に倒れ、亡くなってしまう。
最愛の妻を失ったカールは、街の開発計画によって周囲に高層ビルが建設されていく中、妻との思い出が詰まった家を守るため、立ち退きの要求を頑固に拒み続けていた。ところがある日、立ち退きを迫る相手に誤ってケガをさせてしまい、立ち退かざるをえなくなってしまう。そしてこれをきっかけに、妻との約束を果たす事を決心し、10297個もの風船を結びつけた家ごとパラダイスフォールに向けて旅に出る。しかし、飛び立った後で“お年寄りのお手伝いバッジ”を手に入れて自然探検隊員としてのランクアップを目指している少年・ラッセルが家に入り込んでいた事に気付く。
“お年寄りのお手伝いバッジ”入手に必要な書類へのカールの署名をしつこく求めるラッセルの助けもあってパラダイス・フォールのある土地にたどり着いた二人だったが、着地したのは滝から離れた場所だった。ラッセルの提案で家が浮くことが出来る限界の3日後までに滝まで移動しようと家をロープで引っ張って移動している最中、ラッセルが巨大な怪鳥・ケヴィン、そしてケヴィンを追っていた犬・ダグと遭遇し「ペットにしたい」とカールに懇願。成り行きで二匹も同行する事になった。
カール爺さんがどうしても見たかった景色は現実の世界でも世界遺産になるほど美しい場所だったのです。
では、その「カナイマ国立公園」の紹介といきましょう
カナイマ国立公園
http://travelzaurus.com/heritage_canaima/
国名:ベネズエラ・ボリバル共和国
分類:自然遺産
登録年:1994年登録
登録基準:(vii)(viii)(ix)(x)
巨大な大地がそびえ立つ神秘の樹海
ベネズエラとブラジルの国境沿いに広がるギアナ高地の一角を占めており、総面積約3万km²の国立公園。
世界最古の巨大なテーブル状の山であるテーブルマウンテンと熱帯雨林、草原地帯からなる山地で、未だ人類未踏の場所が数多く存在する。
なぜこのような形になったかについては地盤の影響が大きい。
長年風雨にさらされてきたこの地は地盤の軟らかい部分が削られ、固い地盤だけだ残ったためこのような形となった。
この国立公園でも特に有名なのが、カールじいさん~でも登場する場所であります。
その場所とは落差979mにも及ぶ世界最長の滝「アンヘルの滝」です。
このアンヘルの滝は発見者であるアメリカの冒険家ジミー・エンジェルの名にちなんで、「エンジェルフォール」とも呼ばれています。
それでは、そのエンジェルフォールの写真を紹介します。
【エンジェルフォール】南米奥地にある世界一の落差を誇る滝 | モッシュトラベル
この滝が「カールじいさんの空飛ぶ家」のカールじいさんがあこがれていた土地「パラダイスフォール」のモデルとなっていました。
その伝説の滝パラダイスフォールがこちら
世界遺産のエンジェルフォールも幻想的ですが、このパラダイスフォールも幻想的ですね。
ちなみに、日本の世界遺産である「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている「那智の滝」は落差約133mとされているので、その規模の大きさがわかると思います。
エンジェルフォールを上からみた画像を最後に紹介しておきます。