【世界遺産】今なお噴火している活火山!イタリア・エトナ山
真っ赤な溶岩が今現在も流れている
※今回の噴火の写真ではありません
本日(4/2)のTBS『世界遺産』ではサンガイ国立公園が紹介されました。
worldheritagebook.hatenablog.com
このサンガイ山同様、今なお噴火活動をしている山であるイタリアのエトナ山を今回は紹介します。
Photo credit: thorndykeRC via Visualhunt
エトナ山
国名:イタリア共和国
遺産種別:自然遺産
登録年:2013年
登録基準: (viii)
エトナ火山は、イタリア・シチリア島の東部にある活火山。昔はモンジベッロと呼ばれていた。 ヨーロッパ最大の活火山であり、標高は3,329mとされているが、活火山であるため、噴火の時々で標高の変化が早い。アルプスを除いたイタリアでは最も高い山である。 エトナ火山噴火の歴史は50万年前までに遡り、少なくとも2700年前の噴火活動が記録されています。
過去の噴火
- 紀元前693年
- 紀元前475年
- 紀元前396年
- 1169年:死者16,000人。
- 1381年
- 1669年3月8日(3月11日~7月15日):死者10,000人。ニコロシ村の全部とカターニア市の半分が壊滅(1693年の大地震で全滅)。18kmに及ぶ20個の火口列。
- 1852年 - 1853年
- 1928年11月 1986年:噴火高度1600m
- 2002年10月27日
- 2005年1月8日 2007年9月4日:噴火高度400m
- 2011年1月12日から 2015年12月4日:噴煙高度約7000m
- 2017年2月27日-現在
こちらの火山も富士山、サンガイ山同様に成層火山となっています。
奇しくも富士山の世界遺産登録と同年の2013年に登録されています。
前述の通り、富士山が文化遺産登録に対し、エトナ山は自然遺産登録です。
登録基準は
(viii)
地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
世界で最も活発に火山活動が起きており、その活動が火山学、地球物理学などに影響を与え、また固有の植物相、動物相を形成してきたことが認められ、自然遺産として登録されたようです。
ここもまた富士山と同じ成層火山でありながら、自然遺産として認められて由縁でしょう。
世界遺産だけじゃない!エトナワイン!
また、面白いのはこうした火山の近くには火山灰などが降り積もり、それがブドウの生育にもよい土壌となるため、周辺の地域ではワインの生産が盛んになることです。
特にエトナ山の岩石はアルカリ玄武岩と言われ、肥沃な大地となりエトナのワインはこれまた酸味豊かなワインとなるそうです。
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