祝!パンダのシャンシャン誕生。両親の生まれ故郷は世界遺産「四川省のジャイアントパンダ保護区群」
リーリーとシンシンの生まれ故郷は世界遺産
6/12、上野動物園で5年ぶりにパンダの赤ちゃんが生まれました。まだ予断を許さない状況ですが、とてもうれしいニュースですね!
「吾輩はパンダである、名前はまだない」
父リーリー、母シンシンですが、赤ちゃんの名前はまだ決まっていないようです。
赤ちゃんのお父さんお母さんの故郷は中国ということはよく知られていますが、その故郷の場所が世界遺産ということはあまりご存知でないのではないでしょうか。
上野動物園にリーリーとシンシンがきたのは、2011年2月11日のことでした。
一般公開は3月22日とされていたましたが、東日本大震災のため公開が4月1日となったそうです。
そんなリーリーとシンシンはどこからきたのでしょうか?
上野動物園のジャイアントパンダ情報サイトによると、
ともに2005年の生まれで、「臥龍保護センター」 だそうです。
Google Map先生で調べると
中国のかなり内陸部にある自然保護区にあるそうです。
この自然保護区が世界遺産に登録されているのです。
ここで生まれ育ったリーリーとシンシンが日本にきたのです。
リーリー(オス)
パンダプロフィール|上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」
シンシン(メス)
パンダプロフィール|上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト「UENO-PANDA.JP」
では、気になるその世界遺産の紹介と行きましょう。
四川省のジャイアントパンダ保護区群
国名:中華人民共和国
分類:自然遺産
登録年:2006年登録
登録基準:(x)
貴重なジャイアントパンダの里
中国内陸部、四川省にあるジャイアントパンダ保護群は7つの保護区と9つの公園を含む、世界で最も重要なパンダの生息地である。
ジャイアントパンダはIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに記載されている絶滅危惧種。この世界遺産では世界中のジャイアントパンダのうち約3割に当たる約500頭が生息しています。
2008年5月12日の四川大地震では、保護区が大きな被害を受けました。特に臥竜自然保護区のある汶川県は震源とされており、甚大な被害を被ったそうです。
世界遺産の登録基準として、(x)でのみの登録となっており、珍しい世界遺産とも言えます。
世界遺産検定の試験にでるかも?
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
ジャイアントパンダは日本と中国の友好の証でもありますし、今回のニュースは日本のみならず中国にとってもあかるいニュースとなりました。
こうしたことがきっかけで、日本と中国の関係がさらによくなっていくといいですね。
ではは