【2017年11月前半】世界遺産ニュース

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【2017年11月前半】世界遺産ニュース

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更新が滞っておりましたが、生きています。

世界遺産に関連したニュースを細々と更新していこうと思います。

 

今回は2017年11月前半(11月1日~15日)までのニュースをまとめています。

  ※リンク切れなどが発生している場合もありますが、予めご了承ください。

 

 

一つ目の目玉はこれ

 

■ 「鳴門の渦潮」を世界遺産に!

 

鳴門の渦潮は大きいもので直径約30メートルで「世界最大規模」とされるが、科学的な裏付けに乏しく、渦の大きさや発生メカニズムは不明なところが多かった。兵庫、徳島両県の関係団体などでつくる世界遺産登録推進協議会は、今年度から平成31年度まで渦潮を科学的に調べ、世界遺産にふさわしい現象であることを証明することで世界遺産の国内暫定リスト入りを目指すこととした。  

 

 

 

「鳴門の渦潮」は世界三大潮流のひとつとされ、その直径は世界最大とも言われています。

しかし、記事にあるようにまだ渦潮は研究が浅く、世界遺産に登録されるためにはデータが乏しい状況。世界遺産の登録を目指すにかかわらず、このような自然現象のメカニズムが解明されていくことは非常に喜ばしいことだと思います。

 

ちなみにほかの世界三大潮流は

 

イタリア-メッシーナ海峡

カナダ-セイモア海峡

です。

 

 

「ハンセン病療養所」を世界遺産に!

 

 

 瀬戸内海の島にあり、ハンセン病の回復者らが暮らす国立療養所3園が、世界遺産登録を目指すことになった。その取り組みを進めるNPO法人の設立総会が14日、岡山県瀬戸内市で開かれた。感染力が極めて弱く、戦後は薬の普及で完治する病気になったのに、1996年の「らい予防法」廃止まで続いた国の隔離政策。入所者が高齢化するなか、差別の歴史を後世に残そうと活動していく。

 

こちらも世界遺産登録を目指すニュース。

「差別の歴史を後世に残そう」という意志から、いわゆる「負の遺産」の位置づけでの登録を目指すということでしょうか。

私も含め、若い世代の方はハンセン病という言葉すら知らない方が多いと思います。

 

2018年の世界遺産委員会は「バーレーン」で開催

 

 

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は16日、2018年の世界遺産登録を審査する会合を、6月24日から7月4日に中東のバーレーンで開くと発表した。パリでの臨時会合で決定した。

 18年審査に向けては、日本政府は文化遺産候補の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)と、自然遺産候補の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の2件の登録を推薦している。

 

世界遺産委員会の開催地は通常、前年の世界遺産委員会で決定されますが、今年の「ポーランド-クラクフ」の世界遺産委員会では立候補国がなかったため、パリでの臨時会合で決定されました。