【世界遺産】ディズニー映画「美女と野獣」のモデルとなった村「コンク村」
ディズニー映画「美女と野獣」のモデルとなった村
絶賛公開中のディズニー映画「美女と野獣」はいよいよ興行収入100億円になりそうとニュースでも騒がれています。
「美女と野獣」は過去の記事でモデルとなった城や図書館を紹介しましたが、今更ながら、モデルとなった村の紹介をします。
実際には村自体が世界遺産ではなく、村にある教会が世界遺産なのですが。
今回は比較画像はないですが、とてもきれいな村なので、世界遺産の紹介とともに楽しんでください。
「美女と野獣」の村のモデルとなったフランスのコンク村
村のモデルはフランスのコンク村と言われています。
コンク村にある「サント=フォワ修道院付属教会」が世界遺産となっており、後で詳細をお伝えします。
まずは、コンク村の紹介から
フランス、ミディ=ピレネー地域圏にあるこの村は中世、アジャンの聖フォアの聖遺物が祀られる場所であり、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地として重要な場所となっており、その代表的なものとして「サント=フォワ修道院付属教会」が世界遺産として認定されています。
巡礼地ということもあり、人が行きかうことで文化の交流があり、町にはロマネスク建築の建物や中世の金銀細工が有名で、アヴェロンでも最も美しい町とされています。
コンク村の遠景
http://komori3.holy.jp/A13_1.htm
コンク村の街並み
http://4travel.jp/travelogue/10604463
サントフォア教会
http://komori3.holy.jp/A13_1.htm
ちなみに、2020年にディズニーランドでオープンする予定の新エリア「美女と野獣エリア(仮称)」の街並みはこちら
うーん、どうでしょう?
コンク村はフランス・パリから電車で約7時間もかかる山間にある村ということでなかなか簡単には旅行でいけない場所ではありますが、美女と野獣が好きな方はその世界観を感じられるかもしれないので、ぜひ行ってみてください。
ディズニーファンの方は、ここまで読めば十分かもしれませんが、ディズニーと世界遺産の関連を知りたい方はここから、コンク村と関連した世界遺産を紹介しますので、しばしお付き合いください
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
国名:フランス共和国
分類:文化遺産
登録年:1998年登録
登録基準:(ii)(iv)(vi)
スペインの聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へと続くフランスの巡礼路である。
フランスには土の4本の巡礼路があり、スペインで1本につながる。
①トゥールの道
②リモージュの道
③ル・ピュイの道
④トゥールーズの道
もちろん、スペインにも巡礼路は存在するが、別の世界遺産として1993年に登録されている。
巡礼路ということで世界遺産の中でも珍しい「道の遺産」となっている。
その道は以下を参照ください。
そのほかの道の遺産としては、我が国日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」があります。
http://www.news-digest.co.uk/news/features/6164-power-spots-in-france.html
今回のモデルとなった「コンク村」は③ル・ピュイの道に位置付けられている。
登録基準としては、
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 - Wikipedia
実は、私自身は美女と野獣を見に行けていませんが(0歳の愛娘がいるのでとても・・)
観に行った方は、コンク村を一度調べてみてください。
世界遺産検定を受検する方は、こうしてディズニーと関連付けて覚えていくのも手かもしれませんね。
ではは。